徒然ラボ

くだらないことがおもしろい 好きなんだからしかたない

服をめざして

 

突然ですが僕は服が好きです。

おしゃれが好きなのでも、モードが好きなのでもなく、服が好きです。

素っ裸の体、そしてそれを包み込むこの布の集まりのことが好きです。

民族衣装のように人間を超える何かに変身するとまではいかなくとも、気分を盛り上げるために装うことも、あるいは、震えるほど冷たい河川敷の風の中を歩くために着ることも、そしてそれらの試みが程度の差こそあれ生活の中に浸潤していることも、かなり愛おしく思っています。

そんな僕の心を掴んでやまないもの、それは究極の服への夢。全ての環境の中で快適に過ごせるようにこの体を包み込む構造、平たく言えば高機能ウェア。

大事なのは、この「全ての環境」とかいう壮大な言葉は実はそんなに大きなことを言っているわけではなくて、自分の生活の中で直面する気温の変化や気象現象、環境や動作といったものであって、自分自身が体験する全てに対するストレスを限りなく減らしてくれる最強の装備こそ、限りなく理想的な服であると思います。

建築を学ぶ僕に言わせれば服は人間にとって一番身近で最小の環境であって、そこで実現される可能性という問い、それ自体が刺激的です。理想的な服に包まれた人間であれば多少暑かろうが寒かろうが美しい場所で過ごすことができます。安藤建築だって怖くない。朝、寒くて、昼、暑くて外に出る気にならないという風に人の行動を阻害するハードルだって乗り越えられて、より自由になるはずです。やる気の問題は知りませんが、少なくとも環境に強いられる要素は少なくなります。

あるいは快適な建築によって、素っ裸でも過ごすことのできる美しい空間を実現するという方向性も、もちろんあるでしょうが、エネルギー、あるいは恣意的な空間の量で見ると、身体を包む最小限の空間を快適にすることで実現するという点で服にはロマンがあります。そして何より小さいこと、軽いことは素晴らしい。身一つでどこにでも行けるということには根源的な喜びがあります。

今でも、初めて山岳メーカーのウィンドブレーカを着て散歩した日の感動を覚えています。分厚いジャンパーを着込んでムクムクになって歩いていた河川敷が、あんな薄っぺらい服一枚で、軽い体でを風が撫ぜてゆく感覚の中で快適に歩けるというのは衝撃的な幸福でした。

そんな高機能な服への想いは尽きることがありませんし、できるだけそんな服でこの肌を包んでいたいと思うのですが、そんな哲学を織り込んだ衣服というのはとんでもなく高い。とんでもなく高い。ユニクロで棚ごと買えちゃうくらい高い。

例えばこんなの

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Multi-pocket Hooded Jacket FW1819 とデザイナーのエロルソンヒュー

acrnm.com

 

日本の通販サイトのお値段、367,200円 (税込)

 

最新鋭のゴアテックスをふんだんに使いつつ、都市生活を乗り越えていくための服。

明らかにオーバースペックな機能は日々を生きていくための現代的呪術であると感じます。ものすごく好意的なので。

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機能的な袖ポケットから繰り出されるバナナの図

 

gravity pocketと呼ばれるバナナポケット袖ポケットの他にも消防隊仕様のすごいジッパーとか、服を脱いだ後にショルダーバッグみたいに肩から提げられる帯がついていたりと、道具として服をいかに研ぎ澄まされたものにするかという姿勢がたまらない。

一つのあり得る哲学として、服は人にとって最高に便利で、ストレスを取り払って自由する装備であるべきだと思うのですが、このACRONYMというブランドは、最新素材や武道の動きといったものを取り入れながら、そういった哲学を高解像度に実現していると思います。

このようにかなり機能的な服の詳細は下のリンク先で丁寧に語られているので興味のある方は是非読んでみてください。


dollar.jp.net

 

 とはいえ、さっきまでお話ししていたような高機能な服というのは、お分かりのように、超高額です。とっても高い。デザインにかかる時間も、最新鋭の素材を採用するための費用も、生産数の少なさも、ガンガン値段を上げてゆきます。

 

だから、僕は自分で服を作ろうかと思います。

 

僕にとっての服の哲学を最も理解しているのは僕だろうし、幸い我が家には裁縫をするための環境が揃っている上、僕もミシンを使ったりする技術を持ち合わせています。

そんな最高の、というか、いつでも愛せる服を目指す試みの第一弾として、機能的だけれど十分でない服を改造して、僕にとっての服の解像度を上げていこうと思います。

見た目の好みだとか、耐久性だとか、一年中使える汎用性だとか、扱いやすさだとか、いろんなことを考えていく時間になるはずです。

そんな服作りの記録をこれから少しずつ書いていこうと思います。

乞うご期待。

 

おわり。

 

 

 

Indesignデータを使ってkindleで出版してみよう

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お久しぶりです、徒然ラボの時間です。

今回はIndesignインデザイン)のデータをkindleキンドル)に対応したmobi形式に変換して、出版するKDP(Kindle Direct Publishing)の方法について書いていきたいと思います。

 

kindle出版については一昨年あたりから、ブロガーやnoteユーザーの方を中心に盛り上がりを見せていて、Amazonという抜群に大きい市場での販売による新規ユーザーの獲得や、70%という破格の印税(条件によっては30%)による収益は非常に魅力的です。

それに加えてwordなどによるテキストデータをネット上のコンバータで比較的手軽にkindleの形式に変換することができることもあって、すでにコンテンツになるテキストを持っている人たちにとっては非常に参入しやすい世界でもあります。

Kindleでの出版によるメリットや、具体的な体験談についてはネット上で多くの方が書いておられるので、ここでは多く書きませんが、KDPは、大きな市場で、高い利益率で、手軽に、出版できるシステムだと思います。

 

ここまで読んでいただいた読者の方はKDP最高だなと思うかもしれませんが、残念ながらkindleという独特の規格によって本のデザインやレイアウトの自由がきかなくなってしまう場合があります。日本語の本の場合、.mobiや、.epubといったファイル形式で、PDFには対応していません。(詳しくは下記のリンクで確認できます)

kdp.amazon.co.jp

今回、僕がぶち当たった壁というのもこのkindle対応形式の壁であって、例えばIndesignでデザインされた原稿データなどが.mobiや、.epubにうまく変換できません。現在、自分が使っているIndesign CS6でも書き出しオプションに.epubはあるものの、いざ変換すると各テキストボックスなどの要素ごとにページが分割されてしまい本としての体裁を保てません。おそらく僕と同じような経験をし、なんてこった!と頭を抱えながら電子出版へのモチベーションを冷ましてしまった方も少なくないでしょう。

 

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Indesignの作業画面)

 

せっかくIndesignを使って、工夫を凝らした紙面デザインを施した作品なのに、いざ電子書籍として販売するときにはアダになってしまった!テキストデータのままにしておけばよかった!などと嘆くのは悲しすぎるので、早速、amazonから提供されているアプリを使って、やや強引にIndesignのデザインを保ったkindle原稿を作る方法を説明していきたいと思います。

 

 1. まずIndesignで原稿データをPDFとして書き出します。

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このとき注意したいのがページ設定を「見開き」ではなく「ページ」ごとにしておくこと、

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加えて、トンボ線などが入らないように、チェックが外れているか確認しましょう。

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2.Kindle Kids' Book Creatorをダウンロードする。(下のダウンロードリンクより)

kdp.amazon.co.jp

 

 3.Kindle Kids' Book Creatorを開いて、PDFをMOBIに変換します。

まずは「新しい絵本を作る」をクリック。

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次に本の名前と著者名を記入します。言語の設定は「ENGLISH」で大丈夫です。

わかりやすい場所に新しいファイルを作って、保存場所にします。

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本の向きを選びます。僕の場合、文庫本なので縦でした。

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カバー画像を別にインポートするかどうかを選択します。

僕の場合はカバーイラストをJPEGで作っておいたので下の選択肢を選びました。

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変換するPDFを選択します。f:id:turedure-lab:20180914215226p:plain

 

インポートが終わると、本のプレビューが表示されるので確認します。

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確認を終えたら、左上の「ファイル」より「出版用に保存」を選びます。

すると、最初に作っておいたファイルに、MOBI形式の原稿が保存されます。

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以上です。

本来の使い方ではありませんが、絵本用の変換アプリを用いることでとても簡単にデータを作ることができます。

データができてしまえば、下のKDPのサイトよりアカウント登録をして、原稿をアップするだけで、72時間以内に審査を経て、世界中のAmazonでの販売が開始されちゃいます。

kdp.amazon.co.jp

 

このような方法を用いれば、Indesignで工夫を凝らして本を作り上げた方々も、その努力の結晶であるところの美しい紙面構成を崩すことなくkindleで出版できるかと思います。今まで断念してきた方もぜひ、出版の夢を果たして見てはいかがでしょうか?

 

最後になりましたが、宣伝です。

kindle出版の方法を説明してきた僕も、もちろん出版している人間の一人です。

ここまでこの記事を読んでくださった方で、途中ちょくちょく登場していた、わたくし、幸田アダの本に興味を持ってくださったがいらっしゃればぜひ、下記リンクよりポチっていただければ、とてもとても嬉しいです。

サンプルも閲覧できるので是非、ご覧あれ!

丹精込めて書き上げた詩と絵による二つの作品、きっと楽しんでいただけるかと思います!

 

群生にさわりたい

群生にさわりたい

 

最新作、55篇の詩とブルーインクの挿絵による111ページの作品です。

 

ウロコ

ウロコ

 

第1詩集、156ページに114篇の詩と11枚の挿絵による作品です。