徒然ラボ

幸田アダのブログです

Indesignデータを使ってkindleで出版してみよう

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お久しぶりです、徒然ラボの時間です。

今回はIndesignインデザイン)のデータをkindleキンドル)に対応したmobi形式に変換して、出版するKDP(Kindle Direct Publishing)の方法について書いていきたいと思います。

 

kindle出版については一昨年あたりから、ブロガーやnoteユーザーの方を中心に盛り上がりを見せていて、Amazonという抜群に大きい市場での販売による新規ユーザーの獲得や、70%という破格の印税(条件によっては30%)による収益は非常に魅力的です。

それに加えてwordなどによるテキストデータをネット上のコンバータで比較的手軽にkindleの形式に変換することができることもあって、すでにコンテンツになるテキストを持っている人たちにとっては非常に参入しやすい世界でもあります。

Kindleでの出版によるメリットや、具体的な体験談についてはネット上で多くの方が書いておられるので、ここでは多く書きませんが、KDPは、大きな市場で、高い利益率で、手軽に、出版できるシステムだと思います。

 

ここまで読んでいただいた読者の方はKDP最高だなと思うかもしれませんが、残念ながらkindleという独特の規格によって本のデザインやレイアウトの自由がきかなくなってしまう場合があります。日本語の本の場合、.mobiや、.epubといったファイル形式で、PDFには対応していません。(詳しくは下記のリンクで確認できます)

kdp.amazon.co.jp

今回、僕がぶち当たった壁というのもこのkindle対応形式の壁であって、例えばIndesignでデザインされた原稿データなどが.mobiや、.epubにうまく変換できません。現在、自分が使っているIndesign CS6でも書き出しオプションに.epubはあるものの、いざ変換すると各テキストボックスなどの要素ごとにページが分割されてしまい本としての体裁を保てません。おそらく僕と同じような経験をし、なんてこった!と頭を抱えながら電子出版へのモチベーションを冷ましてしまった方も少なくないでしょう。

 

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Indesignの作業画面)

 

せっかくIndesignを使って、工夫を凝らした紙面デザインを施した作品なのに、いざ電子書籍として販売するときにはアダになってしまった!テキストデータのままにしておけばよかった!などと嘆くのは悲しすぎるので、早速、amazonから提供されているアプリを使って、やや強引にIndesignのデザインを保ったkindle原稿を作る方法を説明していきたいと思います。

 

 1. まずIndesignで原稿データをPDFとして書き出します。

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このとき注意したいのがページ設定を「見開き」ではなく「ページ」ごとにしておくこと、

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加えて、トンボ線などが入らないように、チェックが外れているか確認しましょう。

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2.Kindle Kids' Book Creatorをダウンロードする。(下のダウンロードリンクより)

kdp.amazon.co.jp

 

 3.Kindle Kids' Book Creatorを開いて、PDFをMOBIに変換します。

まずは「新しい絵本を作る」をクリック。

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次に本の名前と著者名を記入します。言語の設定は「ENGLISH」で大丈夫です。

わかりやすい場所に新しいファイルを作って、保存場所にします。

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本の向きを選びます。僕の場合、文庫本なので縦でした。

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カバー画像を別にインポートするかどうかを選択します。

僕の場合はカバーイラストをJPEGで作っておいたので下の選択肢を選びました。

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変換するPDFを選択します。f:id:turedure-lab:20180914215226p:plain

 

インポートが終わると、本のプレビューが表示されるので確認します。

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確認を終えたら、左上の「ファイル」より「出版用に保存」を選びます。

すると、最初に作っておいたファイルに、MOBI形式の原稿が保存されます。

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以上です。

本来の使い方ではありませんが、絵本用の変換アプリを用いることでとても簡単にデータを作ることができます。

データができてしまえば、下のKDPのサイトよりアカウント登録をして、原稿をアップするだけで、72時間以内に審査を経て、世界中のAmazonでの販売が開始されちゃいます。

kdp.amazon.co.jp

 

このような方法を用いれば、Indesignで工夫を凝らして本を作り上げた方々も、その努力の結晶であるところの美しい紙面構成を崩すことなくkindleで出版できるかと思います。今まで断念してきた方もぜひ、出版の夢を果たして見てはいかがでしょうか?

 

最後になりましたが、宣伝です。

kindle出版の方法を説明してきた僕も、もちろん出版している人間の一人です。

ここまでこの記事を読んでくださった方で、途中ちょくちょく登場していた、わたくし、幸田アダの本に興味を持ってくださったがいらっしゃればぜひ、下記リンクよりポチっていただければ、とてもとても嬉しいです。

サンプルも閲覧できるので是非、ご覧あれ!

丹精込めて書き上げた詩と絵による二つの作品、きっと楽しんでいただけるかと思います!

 

群生にさわりたい

群生にさわりたい

 

最新作、55篇の詩とブルーインクの挿絵による111ページの作品です。

 

ウロコ

ウロコ

 

第1詩集、156ページに114篇の詩と11枚の挿絵による作品です。

 

電動歯ブラシはいいものだ

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タイトルで言いたいことはほとんど伝わると思いますが、電動歯ブラシ、とてもいいです。なんとなく良くない気がして電動歯ブラシを避けてきた僕が、半年間使ってみて、もう手磨きには戻れない体になった経緯を今回は書いて行こうと思います。

 

ちなみにうちの家族は揃いも揃って、電動歯ブラシを食わず嫌いならぬ使わず嫌いしていましたが、いつの間にか全員が電動ユーザーになっており、今や口々に普通の歯ブラシなんて使ってられっかとのたまっております。

 

そんな使った人間を引きつけてやまない電動歯ブラシですが、その魅力は大きく三つあります。

 

ひとつは歯みがき後の圧倒的な爽快感。もうね、ツルッツルになります。

手磨きだと30分ぐらいかけて一生懸命に磨いてやっと得られるんじゃないかというくらいの仕上がりです。歯医者さんで日頃のブラッシングを見せるときに発揮される余所行きのクオリティが、日常になります。

使い始めは洗浄力の源である超音波振動がくすぐったく感じますが、うちの家族と同様に三日もすれば慣れます。

ざらついてるなと感じる歯に数秒ブラシを当てるだけで、もうツルツルです。

歯垢のない歯のストレスフリーさというのは格別で、朝からシャキッとスイッチを入れることが出来ます。

 

ふたつ目は、歯磨き時間の短かさ。6分もあればばっちり磨けます。

僕は歯磨きが非常に長いタイプで、ひどい時は1時間近くブラシをくわえてだらだらテレビなんかを見ながら磨いていたので歯磨きに対するめんどくささが半端ではありませんでした。朝の歯磨きなどは洗面所で集中して磨いているとは言え、しっかり磨けていないと嫌な性格なので10-15分はざらに使っていました。

そんな、多くの時間と労力を要する歯磨きが6分に、それも納得の磨きあがりになるとどういうことが起きるかと言うと、自由な時間が生まれます。

文字通り時間が短縮される分、朝の時間が伸びるだけでも素晴らしいのですが、歯磨きのめんどくささに頭を悩まされながら先延ばしにしたり、ブラシを加えながら中途半端な時間をだらっと過ごす時間がなくなるので、数字以上に精神的な時間が増えます。

大の大人が歯磨きを嫌がってるんじゃないよという気もしなくは無いですが、めんどくさいものはどうしたってめんどくさいので、そのめんどくささを時間を6分間にぐっと凝縮させる事で、歯磨きへの精神的ハードルもぐっと下がります。

日曜朝の、「歯磨きしようかな→めんどくさいな→とりあえず口ゆすぐだけでいいや」などと言う無駄な葛藤が電動歯ブラシのお手軽さによって「歯磨きしようかな→即ブラッシング」と単純かつ効率的な流れに生まれ変わります。朝からサッとスッキリできれば、休日のスタートは実に上出来です。

 

三つめは、簡単さ。メカニカルなイメージを持ちそうですが、非常にシンプルに使うことができます。

防水なのでいつでもどこでも、ボタンを押せば磨きはじめられて、終わったら止めればよいだけ。充電も5日間くらいは持つので、充電が減ってきた事を知らせるバイブレーションが鳴りだす頃に充電器に挿しておけばオーケー。

使い方や管理の方法がシンプルなのは、1枚目の写真からもわかる通りです。

ブラシがへたってくれば交換すればいいだけ。

純正品はややお値段が張りますが、amazonで探せば十分使えるような代替商品が見つかるので、ランニングコストを抑えることも可能です。

 

こんな具合に電動歯ブラシってやつは僕の心を掴んで離さない素敵アイテムのですが、いざ買ってみようかなと思っても、種類の多さにその勢いを挫かれてしまいます。

 

参考までに僕が使っているのを紹介すると

 

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この「フィリップス ソニックケアー イージークリーン」と言うやつです。

フィリップスのシリーズではエントリーモデルに位置付けられる5000円ほどの、最もリーズナブルな商品です。が、機能は十分。

と言うのも、上位機種と何が違うかと言うところに眼を向けると、複数の振動のパターンの有無や、立てておくだけで充電が出来る充電グラスがついているかくらいの違いしかないからです。

我が家には最上グレードのものもあるのですが、正直いって、何種類か搭載されている振動モードは使いこなせておらず、通常モードで磨き続けています。

本体の高級感や、充電池の種類など細かく言えば微妙に違うのですが、機種のグレードの低さよって日常的なブラッシングに影響が出るような違いはない様に思います。ブラシ部分は後から好きなものに取り替えられますしね。

そして何より、このイージークリーンはシリーズ中で最軽量、無駄のそぎ落とされたプラスチックの本体の重量は129gと非常に軽いです。

ブラシ片手にあっちこっちと口の中を動かす歯磨きでは軽さは結構、重要なもので、操作性に直結します。特に手磨きから乗り換えた人にとってブラシの重量は大きな違和感の一つなので、軽ければ軽いほどとっつきやすくなるはずです。

 

ブラウンの回転ヘッドタイプは使ったことがないので何とも言えないですが、ネットの口コミを調べまわった結果選んだ、フィリップスの超音波振動タイプの洗浄力は確かなもので、磨き心地も良いです。

 

いかに電動歯ブラシが素晴らしいかを語り尽くすには半年間の使用歴は短すぎますが、これがすごく便利なものだと言うことだけはハッキリ言えます。

口内環境が整っていると本当に気分もスッキリするので本当すばらしい。めんどくささを最小化して、快適さを得るために機械を使うのはいいもんだなーと思わされる毎日です。

 

皆さんもぜひ使ってみたらどうでしょうか。ビバ、文明の利器。