徒然ラボ

幸田アダのブログです

カラオケの楽しみ方について

筆者は打ち上げが大好きな学生なのでよくカラオケにいきます。

とはいえ音楽の趣味が似通った気のおけない友人たちと行くので、好き勝手に歌いたい曲を歌うという楽しみ方で、みんなの知らない曲もガンガン入れちゃってまわりをぽかんとさせることもしばしばです。こんなやり方もみんなでやれば案外楽しめて、その上新しい音楽に出会えるチャンスになったりするから面白い。

しかしながら、ふと思いました。そこまで気心を知っていないような人たちと行く時は一体なにを歌えば良いのか...と。

 

なんでそんなことを、と思うひともいるはずでしょう。しかしながら、カラオケといえばamazarashiやOKAMOTO'Sをはずせない僕のような人間にとっては重大な問題です。

 

 

 

上のような曲たちは歌う分にはめちゃくちゃ楽しい曲ではあるのですが、バンドを知らない人たちが聞いて楽しいのかなーなんて考えてしまう自分がいます。それこそさっき言ったような状況のカラオケでは絶対に歌わないと思います。気兼ねなくやれるメンバーでいけば、あるいはまわりの目なんて気にしなければ問題ないですが、やはり付き合いの短いひとと行く機会もある上、筆者はマイナーな曲を人前で歌えないシャイ野郎であります。

 

前置きが長くなりましたが、ここからが本題。

では、一体、カラオケでなにを歌えば良いのか。それを考えたいと思います。

そもそも問題を作る原因は、イマを代表する歌が少ないこと、カラオケ向きな歌いやすい曲が少なくなっていることの二点にあると思います。

 

前者についてはつまり、その世代の大半のひとが知っている曲が近年の音楽の多様化とともに少なくなっているんじゃないかということです。感情むき出しでシャウトするロックから電子音の鳴り響くテクノまで、はたまたハイトーンボイスで歌い上げる男性voからコンピューターで合成された女性voまでと音楽は様々な方向に発展してきています。つまりは色々ありすぎてよく分からない状況だということ。

音楽番組を見ていると曲名なのかバンド名なのかわからないような人たちの曲が流れてくる経験が誰しもあると思います。TVに出るくらいなので、きっとそんな人たちにもたくさんのファンがいるに違いないのですが、たくさんのグループがいる中でその全てを把握するのは面倒くさいですし、不可能です。余談ですが、筆者はアニメ好きなのでアニソンも大好きです。しかし、やはりアニメも音楽同様に色々ありまくりの時代なのでアニソンとは一概に呼べない状況です。

そんな状況において、時代のアイコンとも呼べるような音楽といえば、サザン、B'z、ミスチルといった(往年の)人気バンドの楽曲であったり、嵐やAKB48などのアイドルの楽曲であるような気がします。特にアイドルの歌というのは世代を問わず流行歌になってきている観がある。ちなみにアニソンなら絶対、残酷な天使のテーゼは外せない。

一つ目の考察から言いたいことは、比較的歌いやすく、親しみやすい嵐、AKBなどの歌をおさえておけば、掴みはOKで、かつまわりの人が歌う時にノレちゃうので一石二鳥だということ。

  

 

後者については 、単純に最近の楽曲が歌いにくい曲だらけということです。これはみんなが知ってるような人気の音楽に限らない全体的なもので、どういうことかといえば、最近のVoの声や歌い方が個性的、電子的、ハイトーンな方向に進んでいるということです。筆者が愛してやまないサカナクションの楽曲も、正確に音程を追っていく形の歌唱によって引き立てられるのではなくVoの山口一郎さんによるどこか物憂げな歌声によってその魅力が発揮されます。

電子的な代表例といえばPerfumeで、テクノな曲全般が聞く時はめちゃ楽しいのにカラオケではイマイチな場合が多い印象です。例外といっても良いのかはわかりませんが、きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲はテクノポップな要素を多く含む一方でかなり歌いやすくなっているのではないでしょうか。

そして、Voのハイトーン化について。これは男性Voにおいてより顕著なもので、イマドキの若いバンドのVoはその大半がハイトーンの爽やかボイスで歌っているといっても過言ではありません。その良し悪しはおいておくとして、男性でも歌いやすい男性アーティストの楽曲の音域の上昇は筆者にとってはなかなか辛いものがあります。セカオワとかゲスの極みとか高すぎて歌えないよね。 カラオケが老若男女を問わず簡単に関われる能動的な音楽体験と考えると、もう少しトーンを下げた、幅広い世代の男性が歌いやすい楽曲が増えるといいなーなんて思います。

この考察から得られることは、いまや貴重になってきているNOTハイトーンなVoの曲を大切にして、ありがたく歌わせてもらおうということです。星野源とか素敵ですね。そこまで高くないですし、曲調も優しく歌ってて気持ちいい。

とはいえハイトーンもいいよね、andoropとかいいよね。

 

 

以上のごとく色々と考えてみましたが、結果として言えるのは今回挙げたような楽曲というのはやはり最初の方の掴みというか雰囲気を探る意味で歌う曲なのかもしれません。やはり、カラオケは楽しんでこそなので場が馴染んできたら好きなものを歌えばいいのです。それでいい。

というかこのエントリー自体いろんな音楽を紹介したかっただけというものなので結論なんて曖昧で何の問題もありません。最後まで読んでくださった方がいればごめんなさいね。一つ確かな経験則を紹介するのであればそこそこお年を召した方の前で歌うなら坂本九を歌えば外しません。めちゃオススメです。

おわり