2017年も宜しくお願いします
こんにちは、幸田アダです。
とうとう2017年がやって参りました。
私にとって今年は初めて参加した多方面のコンペの結果が続々と発表される年であります。去年の暮れからコソコソとやってきたことの結果が出てくるのは非常にドキドキしますね。アートに建築、さらに命名コンテストまで、様々なものに応募してきました。
一番気になるのはアクリルガッシュビエンナーレというアートコンペなんですが、これは結果が出ているのか出ていないのかがよくわからないという意味でも気になるコンペなのですが、それ以上に、一次審査を通過するとこれまでの作品集の提出を求められるところが気になって仕方ありません。というのも私が創作を開始したのは去年の暮れで、いわゆるアート処女作ともいうべき作品を出品したので、作品集の作りようがありません。詩とか建築の作品をまとめたりするんでしょうかね。いずれにせよ一次を通過してから本格的にてんやわんやしたいですね。本当、一次通過したい。
また、1月には第一詩集を発表する予定でもあります。
前の記事とかTwitterでつぶやいているものを挿絵付きで製本してちゃんとまとめたものです。
タイトルは未定ですが、私が書いた77篇の詩をデザイン専攻のお友達に編集してもらっている段階です。わかりやすく言えば、私がiPhoneのメモで書きためただけの文章を本に印刷されているような余白の多いかっこいい感じにレイアウトしてもらっています。本当、余白ってすごいです。詐欺みたいにそれっぽくなります。そういえば、つい最近も当たり前ポエムみたいなのも流行りましたよね。あれみたいな感じで黒歴史感がだいぶんと拭われます。掃き溜めの泥がなんだか綺麗な泥になります。
余白たっぷりの詩77篇と今までに書きためたお絵かきの挿絵を収録するとなると100P越えの分量になり、それをハードカバーで仕上げようとすると超豪華な感じになります。大人の本気の遊びのすごさを見せてやりましょう。
このプロでもなんでもないのにやたら本気で詩集などを作ったりすること、これぞ私の真骨頂と勝手に思っています。
よくわからない人(=幸田アダ)が楽しそうに無駄っぽいこと(=詩集作り)をしているのを面白がってもらうことがこのブログやtwitter、そして幸田アダそれ自体の狙いであるので是非とも1/1、現在進行形の黒歴史を面白がっていただければなと思っています。そうしているうちに、当たり前ポエムではないガチポエムを披露してくださる人が現れたりしたら楽しいなとも思っています。その野望のためにも、増えろ読者!
詩集が出来上がってからちゃんと告知しようと思っていますが、見てみたい方や欲しい方には、制作費のかからない形、例えばペーパーバックの冊子でお渡ししたいと思うのでぜひコメント欄よりその旨お伝えください。
というわけで、そんなこんなで始まる一年はさしずめ「始まりの一年」とでも言えるのではないでしょうか。
新年の抱負なんて大層なことは言えないですが、今年もコツコツと創作を続けて、皆さんにライブな泥を垂れ流してゆきたいと思っております。
現状両手で数えるほどしかいないであろう読者の皆様、今までに増してブログで色々と発表していきますので、2017年もよろしくお願いいたします。
詩まとめ1
たくさんつぶやいたので一旦まとめてみます。
今のところ81 篇できているので、まだまだ一部です。
第一詩集には77篇が入ります。乞うご期待。
「女子高生」(1/2)
— 幸田アダ (@turedure_lab) 2016年12月22日
制服からはみ出た
ヘッドホンの黄緑は
制服に似合うそのおさげと
不釣り合いに戦って
大人になりかけの鳥みたい
君はそのヘッドホンを介して
君だけの世界
見つけたお気に入りの色の中をぐるぐる
「女子高生」(2/2)
— 幸田アダ (@turedure_lab) 2016年12月22日
自己完結の循環を
思春期がそれとは知らず
制服の中で続けている
そこからはみ出した色は
とても乱暴でチクチクするけど
実はとってもかわいい
「街の片隅あなたで知った趣味」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 21, 2016
街を丸ごとあなたの中につっこんで
出てきたものを見てみたい
あなたがやってくる通勤電車のひしめき
歩いた朝の白さ
私に触れる気持ち
「団子屋の娘」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 20, 2016
近所の駅前
流れるような白い肌の先に指
くるくると運動する団子
最適な手際でそれを包むとき
あなたはただ植物的な生き物です
眺めた
「愛とか好きの器」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 19, 2016
アイドルは愛されることのプロ
もらった声援には「ありがとー」
笑って返す
僕の下手くそなアイラブユーだって
気になるあの子に渡しきれなかった気持ちだって
アイドルになら注ぎ込める
好きなだけ好きって言えるの
「ポトス」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 30, 2016
私は窓際、透けるカーテンの向こう
人知れず水と空気を吸って伸長する
紫外線が私を消そうとするからただ青々と抗っている
「中毒」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 31, 2016
なんでそうなるの。
そんな悲しいシナリオなんて書いてなかったくない。
もはや悪い方向に進んでいかないと落ち着かない体になっちゃってるの?
あるかもしれない悲しみにばかり目をやるのはどうして?
「悲劇はきらい」と言う君の手にはチューブ詰の悲劇。
「楽観の鼓動」
— 幸田アダ (@turedure_lab) December 28, 2016
鳥だといいなと思って見ていた、白いレジ袋
跳ねる、反り立ったコンクリートの上
並んで歩いていた。
「いいわけ」
— 幸田アダ (@turedure_lab) 2016年12月27日
せすじをのばしてあるくにはここは低すぎるような
そんな気持ちを後頭部に乗せて歩く
「ビックリマーク」
— 幸田アダ (@turedure_lab) 2016年12月25日
あなたとの距離感は「!」つけとけばなんとかなる気がしています、なんてね笑
わからない、だけど嫌いじゃないです。